だがらにほへど

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仙台在住の東北人。東海・関東地方にも居住歴あり。地理とローカルネタと欅坂(長沢菜々香推し)が好き。痒い所に手が届くブログを目指してます。

暑さはあるけどアレがない?!名古屋の夏

こんばんは。

 

今日も暑かったですね~

 

ついに岐阜県で40℃を超える暑さになりました。

 

今日18日(水)は、猛暑だったここ数日を上回るペースで、午前中から気温が上昇。岐阜県多治見で13時34分に40℃に達しました。また、同じく、岐阜県美濃でも40℃を超えました。

日本国内で40℃を記録するのは、2013年8月13日の高知県江川崎で40.0℃を観測して以来、5年ぶりのことです。
岐阜県内では2007年8月17日の多治見で40.9℃を観測して以来のことです。

5年ぶりの40℃到達 岐阜県多治見・美濃|BIGLOBEニュース

 

明日以降もしばらく暑さが続くので注意が必要です。

 

さぁ、本題に戻って

 

名古屋の夏の洗礼を浴びている私ですが、先日外に出ていて

 

とある音が気になりました。

 

それは...

 

 

 

 

セミです。

 

f:id:hirosenmei96:20180718201601j:image

 

 

もちろん、東北にも(北東北の一部を除き)セミは普通にいますが、問題は鳴き声

 。

 

東北の場合

 

私「さ、外でよ(ドアガシャー)」

 

外「ミ~ンミンミンミンミンミィィィィィィ

 

私「あっつ~夏だわぁ」

 

 

名古屋の場合

 

私「さ、外でよ(ドアガシャー)」

 

外「シュワシュワシュワシュワシュワシュワシュワシュワァァァァ~~~~~!!!!

 

私「...(あまりの暑さに言葉が出ない)」

 

 

おわかりだろうか?

 

名古屋はミンミンゼミがいない。

 

実際は激レアレベルでいるらしいが、まず聞かない。

 

職場の愛知出身の同期に聞いてみましたが、知多出身の子は「子供の頃、ミンミンゼミが取れたらレアだからめちゃくちゃ嬉しかった。」と言い、名古屋出身の子に至っては「ミンミンゼミはテレビでしか聞いたことない」と言っていました。

 

まさにカルチャーショックな出来事でした。

 

ミンミンゼミとクマゼミ

まずはミンミンゼミから

 

ミンミンゼミ(ミンミン蟬、学名 Hyalessa maculaticollis) は、カメムシ目半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)・セミ科に分類されるセミの一種。和名通りの「ミーンミンミンミンミンミー…」という鳴き声がよく知られている。

 

Wikipediaからの引用なので信ぴょう性はアレですが、こんな記事が載っています。

 

まず愛知県では、名古屋市など夏の暑さが非常に厳しい地域ではこのセミがほとんど生息していない。その一方、知多半島南部や渥美半島西部など、夏に涼しい海風が卓越し最高気温の上昇が抑えられる地域には多数生息している。中でも特に涼しい伊良湖岬渥美半島の先端部)では、生息密度が非常に高い。加えて西三河豊田市を例に見ると、やはり似たような傾向が見られる。豊田市の中心部など、海抜の低いところではほとんど生息していないが、豊田市の山間部(旧足助町や旧稲武町など)では多数生息している。なおアブラゼミクマゼミにはこのような地域によっての偏在傾向はなく、名古屋市中心部でも毎年多数発生しておりごく普通に見ることができる。

 

ミンミンゼミ - Wikipedia

 

愛知県では半島や山間部には生息しているものの、名古屋市内にはほとんど生息してないようですね。

 

weblio辞典にはこんな記載が

 

このセミは本来は森林性の昆虫であるが、前述のように東京都心部横浜市仙台市などでは中心オフィス街の街路樹でも普通に鳴き声が聞こえる。

その理由は以下のとおりである。つまり、ミンミンゼミの幼虫は比較的乾燥した土中を好み、成虫はケヤキサクラなどの樹木を好む。ヒートアイランド現象によって乾燥化が進んでいる東京都心部仙台市中心部ではミンミンゼミの幼虫の成育に好ましく、またケヤキ・サクラなどの街路樹も多いので成虫となったミンミンゼミにとっても生活しやすい環境である。さらに、北東気流(やませ)の影響で夏に曇りがちの涼しい天候となりやすい東京や仙台の気候も、高温を嫌い、暑さに比較的弱いこのセミの生息数増加に大きく影響している。

ミンミンゼミ - 主な分布 - Weblio辞書

 

そうそう、仙台に住んでいたときはもはや9割以上ミンミンゼミの鳴き声しか聞こえなかった。

 

ただ、東北でも盛岡以北など東北の中でも更に涼しい地域になるとミンミンゼミが少なくなるみたいですね。

 

そして次にクマゼミについて

 

さぁ、クマゼミと聞いて東北に生まれ東北で育った生粋の東北人は( ゚д゚)ポカーン

となるのではないだろうか。

 

そもそも、東北にクマゼミはほとんどいないんです。

 

クマゼミ(熊蟬)Cryptotympana facialis は、カメムシ目半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)・セミ科に分類されるセミの一種。分類学上、エゾゼミコエゾゼミとはかなりの近縁である。日本特産種の大型のセミである。

 

生息地に関しては

 

クマゼミは南方系のセミであるため、温暖な西日本以南の地域にしか棲息できない。そのため、西日本から東海地方の太平洋側と関東地方南部に多数棲息しているが、山陰地方以北の日本海側と内陸部では冬の寒さによって棲息数が少なくなり、北日本には棲息しない。

クマゼミ - Wikipedia

 

となっているため、東北ではまず見られないセミです。

 

多分、名古屋の人が東北へ行ったらクマゼミがいなくて驚くんでしょうね。

 

しかし、気象予報サイト「ウェザーニューズ」では、クマゼミ北限を福島県福島市とする記事がありました。

 

2010年度「全国セミ調査」結果発表。クマゼミの生息域は更に北上の可能性も。/2010.09.07

 

ただこれは一般のウェザーリポーターによる報告なので、正式な北限を証明するものではないのですが、もう8年前の記事なので温暖化の影響で福島にクマゼミの猛威が来ているのかもしれませんね...

 

そんなわけで、暑さは十分すぎるくらい暑いけど、ミンミンゼミがいない夏はなんとなく物足りないと思う東北人の戯言でした~。