ドラマ徳山大五郎、長沢菜々香の山形弁を東北人が解説してみた その2【ネタバレ注意】
こんばんは、徳山大五郎マン(part2)です。
今回は、ドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』の劇中で、
なーここと長沢菜々香が話す山形弁を解説する続きです。
まだ見てない方はその1をご覧ください。
それでは早速参りましょう!
1.第3話の方言
その1
第2話はセリフがなかったため、第3話からスタートです。
(徳山の遺体が消えたことについて)
なーこ「まぁもぐだばなぎらえていがったっけね」
米さん「うちら的にはよかったけど」
はい、相変わらずのハイレベルさです。
もぐだばなぎらえて これについては自信ががありませんが、
もぐ は山形弁で「ごみ」という意味です(これは知らなかったので調べましたw)。
ごみ=徳山の遺体(?)ということでしょうか。
で、だば は接続詞のような言葉。「~を」というニュアンスです。
なぎらえて は「投げられて」つまり「捨てられて」では?と推測しました。
東北では ごみを捨てる ことを ゴミを投げる と言うことがあるため、つまり
まぁごみ(遺体)を捨てられて良かったね
という意味かな?と思います。
ちなみに細かい所をいうと、最後の「いがったっけね」は「いがったね」もしくは「いがったけど」でいい気がします。
いがったっけね だと「良かったんだってよ」という感じになり他人事のような響きに聞こえます(東北民以外に伝わらなさそうだが)。
それでは次に参ります。
その2
(なーこのロッカーに徳山の遺体が入っていて)
なーこ「はともた~!」
「ちょっと、誰がおらのロッカーさもぐだばうだったの、おうちゃくもん、すててくってけろ!」
ここも山形弁の宝庫ですね
県外出身の私は必死にググりました...
まず、ロッカーを開けて放った「はともた~!」は驚きを表す言葉らしいです。
私の地元では「じゃじゃじゃ」なんて言葉がありますが、
こういう驚きの時は普通に「わぁ!!」ってなるかと思いますw
では、次のセリフです。
もぐだばうだったの これは先ほども紹介した「もぐ(ごみ)」が登場しています。
うだった=うだる は「捨てる」という意味だそうです。
あれ、私がその1で推測した部分では「なぎらえて(捨てられて?)」という部分がありましたが、「うだる」という言葉は庄内地方の方言らしいです。
なーこは村山地方の山形市出身なので、「うだる」よりも「なげる」地域だとは思うんですが、山形県内各地の方言を言ってくれるのは地元のなーこ教信者にとっては嬉しいことですね。
次の「おうちゃくもん」は「横着者??」方言なのかどうか調べても分かりませんでしたので分かる方教えてください。。。
そして最後には「すててくってけろ!」
そこは普通に「捨てる」なんかい!!とツッコミたくなりますね。
くってけろ は本当に くってけろ と言っているか分かりませんが、
「捨てて食ってけろ」に聞こえてサイコ感満載ですね。
なーこの遊び心満載のセリフです。
その3
なーこ「離してけろ」 「んだな」
うん、かわいい。
東北弁って、地元民は特にかわいいイメージを抱かないんですが、これはかわいい。
「~けろ」は「~してくれ」「~してちょうだい」という意味です。
カエルじゃないです
この「けろ」という言葉、意外に奥が深くて「けろ」という言葉は東北の広い地域で使われているんですが、「けろ」の丁寧な言い方は地域によって違うんですよね。
例えば岩手や宮城だと「~けさいん」
山形だと「~けろず」となります(もちろん他にもいろいろあります)。
第3話は以上になります。続いて第4話です。
2.第4話の方言
その1
なーこ「一回荷物もぐって(聞き取り不能)ええっちゃ」
米さん「一回抜き打ちで持ち物検査した方がいいんじゃない?って」
ついに聞き取り不能のものが登場しました。
これ、マジで何十回と聞きましたが本当に聞き取れなかったです。
米さん凄すぎない??
もはや通訳というよりもメンタリストなのかな?と思いました(台本)。
ということで、ここも分かる方がいらっしゃったらコメントお待ちしております。
その2
なーこ「それでさすけねっちゃ!(lineメッセ)」
(もうそれしかない!)
劇中で登場するlineのメッセージの場面で登場。
「さすけね」は福島県の方言というイメージが強いですが、
「大丈夫、問題ない」みたいな意味です。(差し支えない ですね。)
もうそれしかないけど、それで大丈夫だよ!みたいな、背中を押している感じがします。
第4話はこれで以上です。
やはり2話分でそこそこの文量になるので5話以降はまた次回にします。
3.まとめ
さすけね
解説ブログ、普段の75倍書くのに時間かかるけど、けっぱります。
それでは。