就活生よ、縁もゆかりもない地方で働かないか?
こんにちは。
本題に入る前に...
だがらにほへどリニューアル第一弾です!
前回、題名の由来が謎と言いましたが、ブログを見てくれた命名者がTwitterで
「いろはにほへと」をとうほぐっぽぐしたのっしゃ(原文ママ)
とのことだそうです。
なるほど
ちょっと何言ってるか分からない。
ハイ、というわけで本題に入ります(どういうわけだ)。
みなさん、
就活解禁だね。
今日もリクルートスーツを着て説明会に参加した就活生も多いかと思います。
さて、みなさんはどういう会社に入社したいですか?
- 給料がいい会社(うんうん給料は大事!)
- 若いうちからチャンスがある会社(おお意識高いね!)
- 残業時間が短い(働き方改革と叫ばれているしね)
など色々な理由があると思います。しかし、その中でも
- 地元で働きたい!転勤はしたくない!
- 東京で働きたい!
という人も多くいると思います。
就活サイトでも「地元か東京か?」と言ったような議論は毎年されていて、
きのこの山かたけのこの里か?と並ぶ日本2大2択とは呼ばれていないけど、よく耳にしますよね。
私は地元で働いたことはないので、どちらかといえば後者なのかもしれませんが、
かといって東京で働いたこともありません。今は転勤で関東にいますが郊外の結構のどかな場所で仕事しております。
なので今回は地元か東京という2択だけでなく、全く関係のない地方で就職することも視野に入れてみては?という記事です。
私が遠い地方で就職した理由
私は色々あって名古屋の会社に就職しました。
その色々を今から説明します。。。
えっ、名古屋は都会じゃないかふざけんなだって?
でも、私の職場は
- 従業員の7~8割は東海地方(地元)出身
- 残りの1割も関東出身
- 残りは北陸や九州など、数百人いる会社で東北出身は私含め3・4人ほど
- 会社の拠点も東海地方と関東のみ
- てか、名古屋「市」じゃない。周り田んぼだらけ。
同じ東北出身でも育ちは名古屋なので名古屋弁丸出しだったり、会社に入る前から名古屋に縁があった人がほとんど、私のようにいきなり名古屋の会社に入った人はほとんどいませんでした。
周りの環境も田んぼだらけで名古屋の都会のイメージとは離れた場所でした。
ですが、そんな環境に置かれた会社になぜ入ったかというと大学時代にまで遡ります。
大学時代の私は当初、東京やそれより西の場所で就職する気などさらさら無く、
仙台か地元の岩手で就職しようとしていました。
当時、私は一人旅が趣味で全国各地をぶらぶら廻っていました。
東北や関東だけでなく、東海関西四国など、様々な地方に様々な文化や街並みを目の当たりにするうち、「場所に拘っていたらもったいないな。」と思うようになりました。
そして就活では場所にこだわらずに、やりたいことが合っていればどこでもいいという想いでやっていたらあれよこれよと今の名古屋の会社に入社しました。
多分、地元か東京か?という考えだったら絶対この会社に就職できなかったし、やりたかったこともできなかったかもしれない。
もちろん、名古屋の良さや外に出て分かる故郷の良さも気づかなかったと思います。
私の決断は間違っていなかったと思っています。
縁もゆかりもない地方で就職するメリット
①周りから珍しがられる
これ、なかなかいいですよ()
でも、目立ちたくない人にとってはデメリットかもしれません。
東京なんか地方からの集まりなので、どこの出身だろうが珍しがられることは少ないんですが、例えば東北だったら西日本に行けばまず外国人のように珍しがれます。
「え~!?東北出身なんだ!」「東北の人と初めて喋った!」なんて最初はよく言われてましたw
ただでさえ人口の割合が少ない東北ですからね、逆に東北でも九州や関西の人がいたら
「珍しいなぁ、遠いところからよく来たなぁ...」って思いますね。
特に、入社する会社が地元の人ばかりだったら「なんでウチに来たの!?」ってなりますし、「そこまでしてこの仕事をしたかったのね」とちょっとは思ってくれます。
もちろん、仕事は地元の皆さんと等しく評価されます。
中には私の目の前で東北や地元のことを本気で馬鹿にしてきたり差別してくる人も極少数ですがいました。
でもそういう人は確実に周りからも嫌われています。
同じ日本人なのにホントしょうもないですね。
でもほどんどの人は親切だし、暫くすれば珍しい目で見られることも無くなります。
②全く違う文化を楽しめる
東京は地方人の坩堝なので、どの地方の人にも住みやすい環境です。
東北人が東京に行っても、銀座のアンテナショップで岩手のシライシパンが食べられるし、池袋のアンテナショップに行けばメン子ちゃんゼリーが食べられるのでそんな異文化を体験することも少ない。
ちなみにシライシパンは東北の人ならコンビニやスーパーで売っているパンなので当たり前にある存在だろう。
実は東北で売られているポケモンパンは第一パンじゃなくてシライシパンなんですよ!
メン子ちゃんゼリーも東北では有名なゼリーですね。
幼稚園の頃お菓子としてよく出てたような...
てか、メン子ちゃんゼリー以外のゼリーって何があるんだ!!!
更新が3年以上止まった公式Twitterが、私が布教してあげたいくらいです。
もちろん海外移住なんかと比べたら異文化のレベルもかわいいもんですが、
私が住んでいた名古屋では
- ソースと言えばウスターソース
私にとっては暫く慣れなかったです。近所のスーパーに行っても中濃ソースはなく、サラッサラのウスターソースかドロッドロのトンカツソースしかない!
ウスターソースはお弁当に入っているソース、というイメージが強くてやはりソースといえばブルドッグの中濃ソースなんですよ。
- 味噌といえば赤味噌
仙台味噌も赤味噌の一種(見た目が赤いから)なんですが名古屋の味噌は米麴を使用しない、豆だけで作られた味噌なんです。実際味も全然違います。
最初はちょっと苦手でしたが、今ではすっかり大好きです。
特に味噌カツは美味しいです。
仙台味噌は全国の主要スーパーであれば意外と売っています。でもせっかく名古屋にいるんなら八丁味噌を買うことをお勧めします。
・・・なんか、就活生にアドバイスをしていたのに
知らない間にいつものブログになっているので話を戻します。
私がさっき言ったようなお話は、東北か東京にいたら絶対に話せなかった話です。
文化の違いを窮屈に感じるのではなく、楽しむことによって考え方や知識が深まることもあり、自分自身の成長にもなると思うのでおすすめです。
③地元がもっと好きになる
私は東北を出る前から東北が好きでしたが、離れてから更に東北が好きになりました。
正直言って、多くの東北人は東北を過小評価しすぎだと思います。
言葉にはできない東北の雰囲気や北国だからこその風情や匂い・音。
行ったことのない人はぜひ東北に行ってほしいし、東北を出たいと思っている東北人は今すぐ出てきてほしい。
きっと、今より東北のことが好きになれると思います。
もちろんこれは東北以外の地方の人にも言えることです。
今よりもっと地元のことが好きになるはずです。
皆さんお待ちしております(誰だよ俺)。
縁もゆかりもない地方で就職するデメリット
もちろんデメリットもあります。私が思ったものとしては
①家族と離れ離れなので将来が不安
家族も一緒に移住すれば問題はないですが、東京ならまだしも、
縁もゆかりもない地方なので家族を巻き込むのはハードルが高いですね。
今はまだ若いからいいかもしれませんが、将来のことを考えてためらう人も多いかと思います。
特に両親が年老いてからの介護の問題など、私のような一人っ子なら尚更自分のやりたいことの為に家族を犠牲にするのはちょっと苦しい。という人も多いんじゃないんかなと思います。
②帰省が不便
これは就職する地域によると思います。
名古屋はまだ都会なのでそこまで困ることもほぼありませんでしたが、
- 新幹線の駅に行くまでが遠い
- 地元に直接帰れる飛行機がない
といった問題が生じたりします。
更に、忙しい社会人、移動時間で休みがほぼ消費してしまうのは嫌ですよね。
東京のように格安夜行バスも少ない地方だと帰省頻度も自ずと減っていくかと思います。
③友達がいない
縁もゆかりもないので友達もいない、休みの日は結構暇ですね。
私は一人でも楽しめるタイプなのでそこまでデメリットに感じませんでしたが、人によっては友達と会えないのが一番ツライという人も多いでしょう。
ただ、友達があなたの所へはるばる観光がてら来てくれる、というようなことがあればそれはもう地元で遊ぶのと比べて334倍楽しいですよ!
③自分でチャンスを掴みたいなら東京に行った方がいいかもしれない
やはり日本の首都東京はネットが普及して昔と比べれば情報格差もかなり解消されているかもしれませんが、日本で成功している人間の多くは東京にいます。
そういった成功者に囲まれて日本の最先端を感じ新たな試みを自らしたい!という人は地方ではなく東京にいた方が楽だと思います。
でも私はそんなものには無縁なのでこの話はこれぐらいにしておきます。
デメリットとしてはこのくらいでしょうか。ただ、電話やSNSが発達している現代なので孤独を感じることもあまりなくなってきているかもしれませんね。
最後に
色々書いてきましたが、つまり何が言いたいかというと
これだけは譲れないものを1つだけ決めよう!
です。
私は給料でもなく働き方でもなく「〇〇がやりたい!」つまり
やりたいことでした。
(具体的なやりたいことは特定されそうなので伏せておきますスンマセン)
日本には約400万という企業があります。リ〇ナビやマイ〇ビに載っている会社など日本の会社のほんの一部です。
そして日本には約1億2000万人もの人がいます。東北地方の人口が約900万、首都圏の人口が約4300万人、
二つを合わせても5200万人、まだ日本人の半分もいないです。
たしかに首都圏に人も企業も集中していて日本の中心であることは間違いないけど、それ以外にも日本には色々な人がいて色々な企業があることを知ってほしいです。
そして若いうちなら失敗はある程度許されます。
むしろ、未練を残したまま年を取ってから挑戦しようとしても更に難しくなります。
私は、40年働くなんて難しいことは考えず、とりあえず3年続けられそうな仕事をしたい。と思って決めました。
だから地元だろうが東京だろうが名古屋だろうが九州だろうがどこでもいいと思ったわけです。
私は今やりたいことをとにかく優先しました。
そして、東北の会社も東京の会社にも落とされて私を救ってくれた会社が今の名古屋の会社でした。
就活は縁、とよく言いますが
本当に縁だと思いました。
私がそういう経緯で就職したので皆さんにも勧めましたが、地元で就職しようがどこで就職しようがあなたにとってベストな就職活動になるように願っています。
頑張ってください!