だがらにほへど

だがらにほへど

仙台在住の東北人。東海・関東地方にも居住歴あり。地理とローカルネタと欅坂(長沢菜々香推し)が好き。痒い所に手が届くブログを目指してます。

「それな」の次は「だから」が流行ってほしい

こんばんは

 

ほぼ1か月ぶりの投稿です。

  

さて、今回は東北の方言の話です。

 

 

 

東北の方言事情 

 

 みなさん、東北の方言と聞いてどんなイメージが浮かぶでしょうか?

私が名古屋をはじめ、東北以外の人から聞いたイメージとしては

 

素朴

・温かみのある

・優しい

というポジティブなイメージ

・田舎くさい

・何を言ってるかわからない

訛りがひどい

といったネガティブなイメージが返ってきました。

 

まぁ東北人から見ても東北弁は素朴で田舎くさい感じはします。

むしろ、東北人が一番東北弁に関して後ろめたい印象を感じているとさえ思う。

 

そのせいか、東北では方言の衰退が著しい。

 

おかげで、地元のお年寄りの話がさっぱり分からない。

 

以前名古屋のお年寄りの方に、「名古屋弁、年寄りが何喋っとるか分からんでしょ?」

と言われたことがあるんですが、いや、全然わかります。

 

個人的な印象としては

【東北】

若者→喋り方だけで東北人とは判断できない。若干イントネーションが変だったりする。

40代~50代→訛りはあるがまだ分かる。東京行くと共通語になりがち(バイリンガル!?

お年寄り→え?え?(50代の親を通訳に置く

 

【名古屋】

若者→共通語だなぁ...ん?名古屋弁っぽいな

40~50代→共通語だなぁ...ん?名古屋弁っぽいな

お年寄り→共通語だなぁ...ん?名古屋弁っぽいな

 

という感じで、名古屋は若者とお年寄りの方言差があまりないという印象

(もちろん「でら」や「~だがね」など若者はあまり使わない方言もある。)

 

東北弁を難解にさせている大きな要素としてズーズー弁(シとスの区別がない、濁点が付くなど)であること、略語(け=食べろ、こ=来て)があります。

 

こういう方言の話は今後ブログで書いていきたいと思っています。

 

その中で今日取り上げる方言は「だから」です。

 

仙台で一番聞く方言「だから」

 仙台は東北一の大都市ですが、方言に関しても東北の他の地域とは異なる事情があります。

 

仙台は、支店経済都市とも言われていて転勤族が非常に多い地域です。

 

東北をはじめ、全国各地から人が集まるので自然と方言が薄まります。

 

私も仙台に住んでから一気に方言が薄まった感じがしたくらいです。

 

そんな仙台ですが、若者もお年寄りもよく使う方言がひとつあります。

 

それが「だから」です。

 

「だから」=「それな」

「だから」という言葉自体は全国で使われていると思います。

だから~なんだよ や だ!か!ら!とちょっと怒った時に言ったりしますね。

 

 ただ仙台になると別の意味も持ち合わせています。

 

例えば

A「このブログ、月2回しか更新しないじゃん

B「だから~

 

みたいな感じです。

 

これだとBが興味なくて「だから何?」って感じにも聞こえてちょっと例が悪かったですが(笑)

「それな~」みたいな感じで同意の意味で使います。

 

東京で言うと「だよね~」かな?

 

仙台にいると「だから~」という言葉がそこら中から聞こえてきます。

 

若い人たちは「だから~」ですが、ちょっと上の世代になると

だがら~」と濁点がついたり「んだがら~」と完全に東北弁になったりします。

 

「んだ」は「そう」という意味なので分かるんですが

「から」の意味を考えれば考えるほど使っている人でも分からなくなります。

 

まぁ興味がある人はいろいろ調べてみてください(投げやり)

 

仙台と言ってますが、福島や岩手の東北(特に太平洋側)や果てには九州・沖縄でも使われているらしいので全国に普及して欲しいものである。

 

【追記】

シンガーソングライターの新山詩織さんの曲に「だからさ」という曲があり、私は東北弁かなと期待(?)したのもつかの間、彼女は埼玉出身だし、歌詞見たら標準語的な意味だったので勝手に残念がってました...

 

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